営業するならお金を学べ

申告すべき?一時所得と雑所得の違い

申告すべき?一時所得と雑所得の違い

一時所得,雑所得,違い

意外と知らない税金の話

資産運用をする中で、考えなければならないのが税金の問題。確定申告をするのかしないのか、少しでも節税することができないか、常に付きまとってくる問題ですが、意外と知らないのも事実だと思います。

 

そこで、今回は様々ある税金の中でも、一時所得と雑所得の違いについて見ていきましょう。

 

 

一時所得になる所得とは?

まずは、一時所得について見ていきましょう。

 

そもそも一時所得とは、「営利を目的とする継続的な行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得」を指します。

 

一時所得の例

分かりやすい例を挙げると、

 

生命保険の一時金

生命保険で一定の条件の時におりるお金

宝くじなど懸賞の賞金

宝くじであたったお金

競馬の払戻金

競馬であたったお金

 

などが該当します。

 

税法上は、雑所得よりも一時所得の方が支払う税金が少なくなる場合が多いです。一般的に収入として入って来るのが珍しいケースだからです。

 

もう少し具体的に見ていきましょう。国税庁のホームページから引用すると、一時所得に該当するのは、

 

1、懸賞や福引きの賞金品、競馬や競輪の払戻金

(業務に関して受けるものを除きます。)

2、生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金等

(業務に関して受けるものを除きます。)

3、法人から贈与された金品

(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものは除きます。)

4、遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等

 

以上の4つのパターンがあります。

 

一時所得の金額は、「総収入金額−収入を得るために支出した金額−特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額」で求めることができます。

 

「収入を得るために支出した金額」というのは、「その収入を生じた行為をするため、又は、その収入を生じた原因の発生に伴い、直接要した金額」なので、宝くじだと宝くじの購入金額。競馬でいうと馬券の購入金額がそれに当たります。

 

一時所得は、所得金額の1/2に相当する金額を、給与所得など他の所得金額と合算して、納税額が決まります。
所得の1/2が非課税になるのは大きいですね。

 

 

雑所得になる所得とは?

次に、雑所得について見ていきます。

 

税法上、所得はその収入の得方によって10種類に分類されますが、雑所得とは「他の9種類の所得、いずれにも当たらない所得をいい、公的年金等、非営業用貸金の利子、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や放送謝金など」を指します。

 

何らかの形でお金を受け取っていると、それは所得になります。

 

雑所得の例

雑所得は以下のものが挙げられます。

 

給与所得や事業所得

給料などはこれにあたります。

一時所得

 

など、他の所得分類に区分できない場合は全て雑所得になります。

 

雑所得の金額は、次の2つの合計金額になります。

 

1、公的年金等以外のもの:総収入金額−必要経費
2、公的年金等:収入金額−公的年金等控除額(控除額は受給者の年齢、年金の収入金額に応じる)

 

雑所得は総合課税なので、給与所得など他の所得の金額と合計して総所得金額を求めた後、納税額を計算します。

 

 

申告時は一時所得か、雑所得か

一時所得,雑所得,違い

過去に競馬による収益が一時所得になるのか、雑所得になるのかで裁判になった例があります。

 

2015年3月10日、最高裁判所で「外れ馬券の購入費が、的中馬券の払戻額の経費と認められる」という判決が出ました。
被告は、2005 年から自作の競馬予想ソフトを使用して、日本中央競馬会のほぼ全レースの馬券をインターネットで購入。3年間で約 28 億 7,000 万円分の馬券を購入し、約 30 億 1,000 万円の払戻金を得ていました。

 

通常は一時所得に分類される競馬の払戻金ですが、このケースでは、馬券の購入に多額の費用を費やしており、これが経費として認められるかどうかが争点になりました。
最終的には、資産運用と呼べるほど、長期間にわたり多数回かつ頻繁に購入していた点が決めてとなり、「雑所得」という判決になりました。
この判決の結果、被告が納める税額は、一時所得の場合と比較して約1/10の負担で収まりました。

 

 

まとめ

一時所得と雑所得の違いについて見てきました。
最後の判例は例外ですが、ケースによっては、ここまで納税額が変わってくることもあります。

 

あまり馴染みがなく、難しいと思われがちな税金の話ですが、私たちの生活からは切っても切り離すことはできず、知らないだけで損をしていることもあります。

 

この機会に、少し税金に興味を持って、勉強してみるのもいいのではないでしょうか。


関連ページ

【今更聞けない!】NISAとは
2014年スタートの制度、NISA。今更人には聞けないあなたへ、わかりやすい「NISAとは」をお届けします!
マイナンバーと運用
運用にも必要なマイナンバー。マイナンバー制度、あなたは正確に知っていますか?
特定口座と一般口座の違い
特定口座と一般講座を使い分けて、あなたも賢く税金対策!
【誰でもわかる!】金利と為替相場の関係
金利と為替の関係は難しくない! 誰でもわかる金利の話。
日経平均株価とは
お金の話に欠かせない「日経平均株価」。 あなたは説明できますか?
【わかりやすく見る!】円高、円安のちがいと効果
円高円安をわかりやすく説明。
【お客は損かも】保険、投資商品の手数料で代理店がボロ儲け?
保険や投資商品は代理店がボロ儲けする仕組み、知っていますか?
【計算は難しい?】為替はクロスレートを理解しよう!
「クロスレート」って一体なに? 計算方法と定義。
保険はどれくらい入る必要がある?
進められるけど、保険は本当に入る必要があるの?をわかりやすく説明。
【わかりやすい】株などの運用後に必要な確定申告
株を買って利益が出たら、確定申告って必要?不必要?

ホーム RSS購読 サイトマップ